Air Info 96『air-scape project』

2013/10/11

 

創造的なチラカシ、始めます。


大阪府の緑地公園において、土木事務所や指定管理事務所との関わりにより、気流部の取り組みを地域

や都市公園への先進的な仕掛けとして、2013年秋より段階的に開始します。

拠点となる緑地は大阪4大緑地の1つ、八尾市にある久宝寺緑地です。


プロジェクト名は「air-scape」

今迄と異なる点は、アートがアートとして行政や管理者と連携するのではなく、日頃の緑地管理、美化

活動や防災活動の中に、アートによる仕掛けを導入し、新たな公園管理の在り方を管理者や地域住民や

行政と共に問い直し、公園の新たな風景(管理モデル)を生み出すアートディレクションです。


「air-scape」根幹コンセプト(一部紹介)〜気流は何をもたらすのか?

都市公園×アート=整理整頓する管理×チラカシと脹らまし

アートは、日常の中の身近な景色を一変させたり、祝祭の場への変化、もてなし空間へと、普段使いの

「場」を「特徴ある地域」として誘っていく。街とは決してモノの景色だけではなく、その余白部分を

如何にプロデュースし、活用するかによって魅力が増していく。 又、物事を片付けるためのデザインと

は異なり、 人、もの、事を場所に括りながらもチラカシ、そのザワツキや余波が、アートが地域や街に

作用する本質と考えます。そして「art-scape planning」は整理し、美化し、使い勝手がよくする事では

決して起こり得ない「創造的チラカシ」を提案していきます。


scapeとはよく風景を意味する語として使われるが、チューリップのように直接地中から育つ直立した

葉の少ない茎や(円柱の)柱身を意味する語でもある。


上記左のARTを中にしたプランイメージでは平面的ですが、クリエイティブな仕掛け(柱身→気流のお

こり→風土の巻き上げ)によって、人、街、自然が地域と公園を舞台にし、相互的に結びつけ合いなが

ら、オープンな空間を持続的に巻き起こすことになります(上記右)。



※具体的な活動予定や仕掛けは今後、随時報告していきたいと思います。


 
 
 

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