Air diary 81『あわい』 

2012/06/19

 

2012年6月19日午後、早くも台風が上陸。

暴風雨圏内のお空はめまぐるしく、その濃淡でもって変化を生み、まるで墨絵写しのよう。

そして雲の遠近により、ウゴメキの距離感が生まれ、視覚的にはあたかもイリュージョン。

又、風の強弱、休止のリズムもあり、その体感は空気と伴い、身体を揺らげさせる。

あわい(間)であるこの空気感とその揺らぎに感覚を同期させる(環境に身を委ねる)ことで、1/fゆらぎという1つのモノの在り様をどこか実感出来る。

それが人にとってどういう効果があるのか?には興味は行かないけれど、いつもと違うお空を見上げ、いつもより風を感じる暴風圏内で、日常では喚起し得ない感覚を掘り下げられたのかもしれない。

台風にたいする警戒心がふとした瞬間に解かれた隙間に。

 
 
 

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