Air diary 82『くうかんをたちあらわす』

2012/07/27

 

「くうかんをつかまえる〜くうかんをたちあらわす〜くうかんをいろどる」

というインスタレーションプログラムを、草月会の方達と行いました。

大阪第四ビルの空気を風船に捕獲し(Top page に記録映像)、集結し、積み重ねていき、プロジェクターによって彩りを与えていくといった流れで、見えざる「空気」をモチーフに、「空間」とは?「環境」とは?といったテーマを造形によって解き明かしていくプログラムです。

最後は捕まえた「空気」は風船を割り、もとの第四ビルに解放し「くうかんをたちけす」ところまで行いました。

日常では物の余白でしかない「空気〜空間〜環境」を透明な風船により、反転する形で封じ込め、

あたかも手にする「物」として、

さにも経験する「事」として進行した、

「ソラゴト」だけれどその時しか現れない貴重な体験でした。

気流部としても展開方法の参考になり、新たなプロジェクトモデルとなります。

様々な映像をプロジェクションしましたが、やはり一番見応えがあったのは「いけばな」を映し出す生の映像でした。

写真は「紫陽花」のいろどりです。

 
 
 

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