Air diary 84『気流部が〜に会いにいく..』
Air diary 84『気流部が〜に会いにいく..』
2012/07/27
気流部が様々な人たちと関わっていき、袖触れ合うも何かの縁ではないのですが、
刺激を頂いています。インタビューなどの形式でじっくり話をうかがい、シリーズ化していくのが理想の形の、そこまで今は出来てないシリーズです。
今週は気流部フクダ君がリスペクトして止まない、現代美術二等兵さんにお会いしてきました。
活動が二十周年ということで、大阪で記念回顧展?を開催されていました。
一貫したスタンス、駄菓子があるように駄美術があるというコンセプトで活動されています。
二十年前には駄であった作品は、今回の展覧会の盛況ぶりからして、もはや今はアートの主流と化しているかのようでもあります。(サブカルチャーが主になってきたように。)
それでも二等兵のスタンスを崩さないのが、アートの中ではもはや二等ではない現代美術二等兵の存在感でした。誰のものでもないアートがもつ本来のかたちの1つを常に社会にたいして送り続けているのかもしれません。
又、先週はいつも気流部をサポートしてくれている書家のチエコと大阪市大の公開講義「都市論」を受けにいきました。講師は市大工学部都市学科の嘉名光市先生です。
いかにまちを、都市を作って行くのか?現代の様々な状況にあわせ、ハード面の整備ではなく、いかに人と人を結び合わせていける仕組みを作っていくのか、その新たな大阪での試みを紹介されていました。
水都大阪フェスのアドバイザーでもある先生が掲げているものとして「シビックプライド」があります。
形ではなく、物でもなく、地域や人の繋がりや関係性そのものを如何に熟成させていくか、プライドという所まで昇華させていくか、そしてその繋がり、関係性そのものをデザインや都市計画、街づくりとして捉えていこうとされています。
「あなたはあなたの街そのもの」
それは近代の価値の転換、あるいは近代からの脱却でもあります。
このテーマは気流部としても参考になるところで、改めて考えてみたいと思います。(つづく)